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記録はこちら 常任委員会記録(平成27年) | 函館市

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(1)

午前10時02分開議

委員長(池亀 睦子)

・ 開会宣告

・ 議題の確認

1 閉会中継続調査事件

(1) 適正なごみ処理とその運営方法について

委員長(池亀 睦子)

・ 議題宣告

・ 本件に関しては、具体的な調査項目に係る協議を進めていくことを前回の委員会で確認しているが、 本日は皆様の御意見をいただきながら、委員会として考え方の方向性を整理・確認してまいりたいと 思う。

・ また、次回以降の流れについて若干触れさせていただくが、本日確認した方向性をもとに具体的な 取り組みなどの方策について協議し、これを踏まえ最終的に取りまとめることになろうかと思うが、 このような流れでよろしいか。(「はい」の声あり)

・ それではそのように確認し、早速進めさせていただきたいと思う。

・ 前回、各委員から行政視察の所感などをお伺いする中で、調査の取りまとめに当たっての協議のポ イントが絞られてきたかと思うが、本日はこれらを踏まえ、あらかじめ配付させていただいた資料に 基づき協議を進めてまいりたいと思う。

・ まず、配付資料の説明だ。

・ 資料1、A3横の資料だが、こちらには調査項目やその着眼点に対する、これまで各委員からいた だいた御意見や所感を記載している。以前配付した、確認内容を記載した資料に対応した形で作成し ている。また、これまで表左側の項目に沿って調査を進めてきたが、協議のポイントが収れんされて きたので、それぞれ関連する項目をひとくくりにして協議するため、A4版の資料2として、主に資 料1に記載してある内容を体系的に表したものを配付させていただいている。本日の協議は、この資 料2をベースにまず記載内容を説明させていただき、その後、協議に入ってまいりたいと存じるが、 よろしいか。(「はい」の声あり)

・ それでは資料2の1ページ目だが、これまで各委員からは減量化の具体的な効果として、焼却施設 や最終処分場の負担や投資額が軽減されるということがあり、このために減量化を進める必要がある ということ、さらには、減量化のために資源化し、資源化を進めるために分別の徹底や細分化が必要 である、という視点での御意見があった。また、視察した自治体でもお伺いしたように、この資源化 などのための施設整備や外部委託には相当の経費を必要とするものだということで、この経費を抑え、 投資に見合った効果を発現させるためということになるのか、矢印の先、①から④にある御意見や感 想が出されたところだ。

①の「家庭からのさらなる排出抑制を図る」ことや、②の「事業系ごみ減量化の取り組みが不十分」 であることについては、排出者の意識の醸成が重要であるものの実際の手法としては啓発によるとこ

(2)

ろが大きく、現状では十分ではないのではないかという御意見があった。このため、右側アのところ だが、啓発のあり方として「ごみの現状など十分な情報の提供」といった方向性を示す御発言もいた だいたところだ。加えてイになるが、事業系一般廃棄物に特化した取り組みとして、鎌倉市を事例に、 搬入時の混入検査の進め方次第では効果が出るのではないかとの御意見もあった。ウに関連するが、 事業系雑がみの資源回収団体による無償収集の取り組みを促進すべきではないかとの御発言もあった ところだ。

続い て、 ③「排 出量 の多い ごみを 中心に 進め てい くべき」、 ④「雑 がみ、 生ご み、落 ち葉とい った 全てのごみを対象に資源化や分別徹底に取り組んでいくことは難しいのではないか」との御意見につ いて は、投 資に 見合っ た効果 ―― 減量を 図るた めと いうこ とで 捉えた が、「雑が み」、「生ごみ」、「落 ち葉」の3つについて、それぞれ資源化を進めるべきとの御意見があったので、それぞれ白丸のとお り記載している。また、参考までに、平成25年度の排出量及び組成割合から算出した年間排出量の推 計値を、家庭系・事業系の内訳もあわせて記載しているので御確認いだたきたい。

・ ここまでが前回までの大まかな協議内容であったかと思うが、各委員におかれてはこれでよろしい か。(「はい」の声あり)

・ それではそのように確認し、以上を踏まえると、右側の網かけ部分――本日以降、協議していく部 分に なるが ―― アから ウとし て記 載のと おり、「意 識醸成 のため の啓 発のあ り方」、「事業 系一般 廃棄 物の 減 量化 対策」、 さらに は減量 化を進 める に当 たって 、その 対象と する「 具体 的な ごみと 減量化 の 手法」といったところがポイントとなってくるものと考えているが、委員の皆様いかがか。(「異議な し」の声あり)

・ それではそのように確認し、次の広域処理に入る前に減量化、資源化について、各委員から総体的 に見てどのような方向で進めることがよいのか、考え方なども含めて御発言いただきたいと思う。な お、ウの「具体的な対象ごみと減量化の手法」については④のとおりの御意見もあったので、この辺 も踏まえて御発言いただくようお願いする。

吉田 崇仁委員

・ 前回も話したけれども、資源化のための資源化ではなくて、少しでも減量化につながる資源化が必 要であって、経費を考えながら進めていくことは絶対必要だと思っている。また家庭系の生ごみも、 段ボールコンポストは継続性に課題があるのではないかと私は思っているが、市民の意識醸成の効果 に少しでも期待をするべきだし、また拡充していくべきだと考えている。

・ また、事業系の生ごみだが、一事業者からの排出量は家庭とは比べものにならないと考えている。 だから、この段ボールコンポストでいいということにならないと思う。そもそも、この事業者が堆肥 を使うのかどうか、他人の生ごみを使用した堆肥を誰が使用するかといった問題もあるので、少しハ ードルが高いと感じている。

そこで、ここに記載されている混入検査による分別徹底を重点的に取り組むことが現実的かもしれ ないと感じていて、前回、雑紙の分別で工藤委員がおっしゃっていたけれども、家庭系、事業系にか か わ ら ず 分 別 を 徹 底 す る こ と で 、 お 金 を か け ず に す ぐ に 取 り 組 め る と 思 っ て い る 。 排 出 量 も 年 間 5,000トン程度あるというので、重点的に取り組んでもよいのではないかと感じている。

(3)

・ いずれの取り組みも排出者の意識がポイントになるので、アの欄にあるとおり情報の提供、それか ら市民に対する情報の内容を工夫していく必要があると思っている。

・ そこで、正副委員長にちょっとお願いがあるが、次回以降、具体策の協議に入るということだった が、鎌倉市の具体的な混入検査の実施方法について改めて鎌倉市に確認していただきたい。これは、 混入 検査に よっ て1,50 0トン大 きく 減らし た理由 とい うのは あの 時点で は聞い てい ないよ うな気 がし て、 どのよ うに この1, 500トン を減 らした のか、 この 点をち ょっ と聞い てほし い。 よろし くお願 いす る。

委員長(池亀 睦子)

・ 今、吉田委員から資料請求があったが、そういう御質問があろうかと思って準備もしてあるので、 委員会終了後にお渡しするということでよろしいか。(「はい」の声あり)

・ 各委員に申し上げるが、今、吉田委員から資料請求があって、そのほかにホームページ等も今後具 体的な御意見に入っていくけれども、それに関して必要な、開示されているもの等をこちらでも事務 局とも相談しながら準備をさせていただいたので、委員会終了後に一つ一つを皆様に配付したいと思 うが、よろしいか。(「はい」の声あり)

・ では、よろしくお願いする。

・ 次に、松宮委員。

松宮 健治委員

・ 今の吉田委員と意見が変わらないけれども、ちょっと補足すると、やっぱりぱっと取り組める雑紙 の、ミックス・ペーパーは非常に、小田原市にしても鎌倉市にしても参考になったし、結構これは持 っていき方によっては市民の意識は高まると思った。

・ それで一方、生ごみ、落ち葉となっていくと、結構段取りをよくやっていかないとなかなか市民に 根付かないのかなと。小田原市はかなり浸透しているのかなと思ったらせいぜい4,000世帯だったし、 全世帯でやるとかなり効果はあるだろうけれども、なかなかそこまで市民の意識を高めるのは、労多 くしてちょっと功が少ないという感じがした。

・ それから、落ち葉のほうだけれども、確かに鎌倉市は市役所の前に堆肥も置いてあってやっている という雰囲気はあるけれども、よくよく聞いてみると維持管理だとか運営には結構予算をかけている という感じもしたし、そういう意味では減量化ということを第一にやって、資源化ももちろん大事だ けれども、やっぱりコストの部分と見たときには、まずは雑紙を函館市として取り組んでいくことの ほうが目に見えた形で効果があるのではないかと思っている。

斉藤 佐知子委員

・ アの意識醸成のための啓発のあり方。やっぱり、要は私たち民生でこういうことをやっているとい うことで、市民の方にも今の函館市のごみの現状だとかを十分情報提供することで、各家庭でも減量 していく必要性がさらにあるという意味では、この情報の提供というのはすごく大事かなと思う。

・ それから吉田委員がおっしゃるとおり、私も生ごみに関しては、段ボールコンポストの取り組みと いうのはいいことだけれども、じゃあそれが全世帯に根付いていくかというと本当にそこは難しい問 題だと思っている。それより、鎌倉市とかほかの視察した自治体だけれども、水切りの普及っていう

(4)

――生ごみの水を切るというのは、意外とちょっと時間をかけたら水を切れるし、段ボールコンポス トよりは、私はそちらのほうが普及はしやすいと思う。だから、そのあたりはきちんと情報の提供と いうときに、水切りをこういうふうにすることでごみは減るんだという、そういうあたりで意識の醸 成にも、水切りの普及というのは意外と進めやすいのではないかと思った。

能登谷 公委員

・ きのうちょっとテレビを見ていたら、38品目の分別をやっている小さなまちだったが、大きく取り 上げていたのは、例えば瓶が色別に全部で9分別やって、小さいのから茶色から、それがリサイクル してこういうふうになるというその先まであった。そういう部分というのはやっぱり市民に広報、広 聴することによって、今うちは5分別だから、そういう中で分別を徹底をすることによって、例えば 今、雑紙の話も出てきたけれども、そういうものもこうすればこういうものになるというリサイクル、 そしてリデュース、いわゆる3Rを市民に、こういう形になってこうやって出てくる、こうやって効 果があるということの徹底をすること、そういう周知も必要になってくると思う。

・ それと斉藤委員が言っていたように水切りというのは大変必要で、今たしか水切りの装置がついて いるものもある。結局それは、そのまま水が切れて堆肥化の一歩手前という形にできる。それをどう 根差していくかということが市民に――これはあくまでも、使う市民の意識の向上というのが必要に なってくるのではないか。

・ それと、落ち葉の部分というのは、8月から11月というのは落ち葉の季節。結局、予算化がどうの こうのとさっき松宮委員が言っていたけれども、予算をかけないでもできることの一つだと思う。結 局これは、町会連合会なんかともお話をすることによって、段々段々こういうことは解決していくの ではないか。先日も風が吹いて道一帯に落ち葉があったけれども、町会の人たちがきれいに掃いて、 それをボランティアのごみ袋に入れていたときに、こうやって堆肥化してこうなんだと話をしたら、 それはいいことだという話もあった。これも広報、広聴の、町連なんかに行ってお話しすることの、 それをまた少ない予算でやっていける一つの方法ではないかと思う。

委員長(池亀 睦子)

・ 能登谷委員は、落ち葉に関しては町会との連携等でと。松宮委員がおっしゃったのは、そのための 事業を興していくための投資、これに関してはなかなか難しいのかなと。若干、方向性が違うのかな と思った。それでよろしいか。

能登谷 公委員

・ はい。

委員長(池亀 睦子)

・ そのほか、御意見あるか。

市戸 ゆたか委員

・ まず1つは、鎌倉市がものすごく分別の品目が多くて、鎌倉市からもらったこの資料を函館市の分 別と見比べてきたが、もう少し函館市も分別を進める必要があるのではないかと思う。何品目にする かは私も専門家じゃないのでわからないけれども、燃やすごみの中でもやはり紙類、ミックス・ペー パーはもちろん今すぐできることだし、それから製品プラスチックも分別して、そういうところでも

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う少し分別を進めてほしいと私自身は思っている。

・ 事業系のごみ減量化は本当にどこの自治体でも難しいということが意見として出されていて、やっ ぱり混入検査を函館市もきちんとやってきているので、混入検査のデータをきちんと事業者に返して いくことが、まず大事ではないかと思っていた。

・ それと生ごみだけれども、やはり段ボールコンポストは函館市も頑張っているし、家庭内でも頑張 って段ボールコンポストをやっている方もいらっしゃるけれども、だけどこれは広く市民にとなると なかなか難しいこともあるので、私はもう少し生ごみについては研究する必要があると思う。結構な 年間排出量があるけれども、先ほど斉藤委員から水切りの普及、もちろん水切りの普及はすぐにでき ることなので、それは重要なことで、すぐやっていこうと呼びかけていくことは大事だけれども、生 ごみを集めて発電しているという七飯町の、ある民間の事業者がやっているけれども、大量に出るレ ストランとかの食品残渣を使って発電につなげていっているということもあるので、これはもう少し 私は函館市として研究すべきだと思っている。

・ それと私、前回の委員会で古着の話をしなかったのではないかと思って、つけ加えたいと思うけれ ども、やっぱり古着も鎌倉市ではそのまま集めて、そしていろいろリサイクルしたりウエスに使った りしているので、これもそんなに経費がかからないでできるんじゃないかと。今、既に函館市も一部 分はやっているけれども全体の回収にはなっていないので、この古着を回収して、それこそ古着屋さ んが使うとかいろいろ工夫できるんじゃないか、これは一般家庭の中でも使えるんじゃないかと思っ て、つけ加えたいと思っていた。

・ あと植木の剪定枝、私も難しいことは難しいけれどもやっていく必要はあると思っている。どうい う方法でやるのが一番いいのかわからないけれども、せっかく鎌倉市の視察に行った内容もあるので、 ちょっとこれも研究して進めていくべきと思っている。ここに「落ち葉(8~11月)に限定した取り 組みの検討」と資料2には書いているけれども、これは誰が、私たちが検討するのか、どういう意味 なのかちょっと質問もしたいと思っていたけれども、私は期間限定でやったほうがいいのではないか と思っていた。

委員長(池亀 睦子)

・ 今、市戸委員からこの「8月~11月」を聞かれた、何のことかと。

市戸 ゆたか委員

・ 取り組みを検討するというのは、私たちが提案する検討なのか、どこが検討すると言っているのか。

委員長(池亀 睦子)

・ これは、能登谷委員から出た意見を――落ち葉の落ちる時期に検討していかなくてはいけないとい う。

市戸 ゆたか委員

・ 意見として検討が必要だということがあったと。じゃあ、これは私もぜひ研究すべきだということ で賛成したいと思う。

委員長(池亀 睦子)

・ わかった。

(6)

・ そのほかに御発言あるか。

金澤 浩幸委員

・ いろんな意見が出て、前向きに進んでいくだろうと思っている。

・ で、生ごみの件だけ1点、こういうことはできないのかという確認をしたいけれども、実は北斗市 では生ごみだけを集めていて堆肥化している。各自治体から出たごみは各自治体で処分しなければな らないというところがあって、函館市の生ごみはそこには持って行けてないけれども、もしこのごみ だけはここに出していいという方策がとれれば、生ごみは北斗市のその業者さんで引き受けてもらえ る、実を申し上げると。今、市戸委員から七飯町ではガスで発電しているというのがあったけれども、 北斗市はもう生ごみの堆肥化をやっている。理事者側ではできないということで以前、言われている けれども、そういう可能性があるのであれば、新しい処分場をつくるのと絡めてそういうのができる のであれば、焼却炉の負担も少なくなるだろうから、それは一考かなと思っている。

委員長(池亀 睦子)

・ そのほか、御発言あるか。

工藤 篤委員

・ 雑紙の件だけれども、函館市でも実際上はやっている。ということは、資源回収の部分での段ボー ル、これは業者の買い取りは無償だけれども、その中身を見ると、段ボールの中にその他の紙、紙箱 類――ティッシュの箱など、あるいは紙のトレー、ワイシャツの台紙など、紙袋類で百貨店の紙袋な ど、包装紙、百貨店の包装紙などとなっているので、実際はやっている、そのメニューの中で。ただ、 それが知れ渡っていないということなので、そこの啓発をきちんとしていけばここの部分はそうとう 向上するのではないかという気がする。

委員長(池亀 睦子)

・ 現在の市が行っていることを啓発。

工藤 篤委員

・ ええ、それを。それでこの間、視察に行ったときには、例えばデパートの紙、手提げがあるが、そ こで、ホチキスでとめるのはいいけれどもガムテープというか、それは避けてくださいというの、記 憶にあると思うが、そのことについてちょっと市の担当者に聞いてみたら、なぜガムテープでやると だめなのかというのは、それを手でもってもう1回開いて出さなければならないので、そういう手間 がかかるということ。だから、ホチキスでぱぱっとやるのは、それはこぼれないためにあるので、と いうことを教えてもらったけれども、だから、そういうことを徹底していくと、雑紙はもっともっと ふえるのではないかと、実際にあるわけだから。ただそれが、なかなか我々の目には触れてなかった ということ。ぜひそういう意味では、すぐに取りかかれるという意味では、この雑紙にもう少し力を 入れて啓発していくと、もっともっとふえるのではないかと。トイレットペーパーの芯とか、それか ら書類とかパンフレット類とかは段ボールの中の1つの要素としてやれると思うので、ぜひ早急に取 り組んだ方がいいのではないかと思う。

委員長(池亀 睦子)

・ わかった。

(7)

・ そのほかに御発言あるか。

福島 恭二委員

・ 皆さんからさまざまな意見が出たけれども、とりあえず減量化という点からするとすぐ取り組める というか、簡単にできることから順次やっていくべきだと思う。そういう意味では雑紙なんかも、今、 工藤委員からも言われたように、もっと種類もふえるだろうと思う、啓発によって。でもこれは、大 体今 では5 ,000トン くら い出て いる という ことだ から 、その うち の6割 は事業 系だ 。だか ら、そ うい った意味からすると、今、言われているような種類もふえていけば、これはもっともっと減量化とい う点では効果が上がってくるのではないかと思う。取り組みやすいところから順次取り組んでいくと いうことがいいのではないかと思う。

委員長(池亀 睦子)

・ そのほか、何か御発言あるか。

斉藤 佐知子委員

・ 今、各委員からいろんな御意見が出たけれども、その意見で、共通している部分もあれば、例えば 市戸委員は分別の品目をふやしてはどうかと。それに関しては、市戸委員はそういう意見だけれども、 私は別に分別の品目をふやす必要性は今あるのかと思っているところもあり、そういう意味で共通で、 それぞれの考えを今、今後の方向性として、いろんな委員が言った全てを網羅して、この具体的取り 組み案ではないけれども、そういうところに出していくことになるんだろうか。それとも、今、委員 会で、委員の中で少し議論をして、その上で共通の認識に立ったものを取り組み案として出していく お考えなのか、そのあたりは今後どういうふうになるのか。

委員長(池亀 睦子)

・ 前回の委員会をもとに皆様の感想または御意見なりを集約したものがこの資料2で、討議しやすい ような形でつくらせていただいた。確かに市戸委員からこの項目にない、分別ということで、今、斉 藤委員から御指摘があって、これに関しては減量化というところにつなげていくしかないと思ってい たところだが、新たにじゃあ項目を設けるのかどうかというところで、前回をもとにした共通のこの 項目で上げたほかにということになるかと思ったが。

市戸 ゆたか委員

・ 今の委員長の意見に対してなんだけれども、分別の品目をふやすふやさないという、直接にはそう は言っていないけれども、前回の委員会の中で鎌倉市だとか加古川市、小田原市は分別の品目が函館 市よりも多いということと、それからリサイクル率が高いということは私はすごく勉強になったと言 っているので、そこから出た発言ということでは分別をもう少し進めたほうがいいというのが今の私 の意見なので、何か今まで議論してなかったことを急に言ったみたいに言われるとちょっと心外だ。

委員長(池亀 睦子)

・ いや、一応この資料、確認をさせていただいているので、その時点で了解ということで進めたもの だから、先ほど確認はしたけれども、減量化という意味では加えていけるのではないかということで。

能登谷 公委員

・ 分別というより細分化じゃないか。要するに例えばいろいろ今、何の日、何の日とある。その中で

(8)

細分化して、プラスチックごみのときにはトレーはトレーだとか、何は何だとかっていう形にして出 すという、分別というよりも分別を多様化するというか、多くするよりは細分化して中身を充実させ るということが必要になってくると、私はそういう意味で市戸委員の意見を受け取っていたけれども。 分別を多くするのではなくて。

委員長(池亀 睦子)

・ わかった。

・ 一応、ここに挙げていない形なものだから。ただ、大切な意見であることは間違いがないので、次 回の委員会に今出たことをまとめて、また皆さんにお諮りしようと私としては考えていた。それを今 後挙げないとかそういうことではないが、次の段階で皆さんにまたきょう出たことをお諮りして、き ょうがまとめの日ではないと私としては考えていたけれども、斉藤委員、それでどうか。

斉藤 佐知子委員

・ 済みません。私はたまたま今、ごめんなさい、市戸委員の分別の品目のことをちょっと言ったけれ ども、それは例というかそこだけのことではなくて、例えばさっき金澤委員は北斗市が生ごみを堆肥 化していると、そういうこともいいんじゃないかというお話しもあったけれども、じゃあ函館市の生 ごみ、そこが民間なのかどうなのか私はわからないけれども、そこに堆肥化をお願いするのにただで してもらえるのか、お金は大変かかるのか、そうなったらごみの焼却が本当に安く済むのかという、 いろんな問題があるわけだ。そういう議論がここで何もないままに、おのおのが言ったことで正副が 聞いてまとめると言っても、そこはどうなのかなというか、私は今後の進め方としてそのあたりをも うちょっとみんなで議論を重ねたほうがいいのかなという思いがあって発言をさせていただいた。

工藤 篤委員

・ 斉藤委員がおっしゃったことは、私はそのとおりだと思う。金澤委員がおっしゃったことは今、初 めて聞くわけだ。そういう意味で、ちょっと興味があるけれども具体性でどうなんだという、そこま で突っ込まないと我々は判断できない。それから分別の問題にしても、私はどちらの意見も、どっち があれか判断できない。とすると、それは今やっている分別でもって、環境部のほうでどれがネック になっているのか、そのことを多くすることによってじゃあどうなるのかとかそういう具体性の、現 実とその方向性も突き詰めていかなければ判断できないのではないかという気がするので、まとめる ことはまとめていく、いずれはしなければならないけれども、新たにそういうのが出てきたら、それ に対してまた我々が調査研究することも必要なのではないかと思うので、意見として述べておきたい と思う。

吉田 崇仁委員

・ 函館市の生ごみというのは、北斗市なんてものではないと思う。それを受け入れるだけの大きな企 業なのかどうか、斉藤委員の言うようにすごいお金がかかるとなればこれはマイナスだから、そうい った詳しいところがわからないから、調べることは必要だと思う。

委員長(池亀 睦子)

・ 委員長としては大変つらいところだが、皆さんのいろんな思いがあるので、確かに共通の視点、行 政調査を終えての意見、感想、また資料1に調査項目、着眼点があるが、どうするか。

(9)

能登谷 公委員

・ 1つ、資料要求というか提案というか。今現在、環境部では例えば、回収してリサイクルすると何 になるんだと、こういうふうなものになると――鎌倉市でもらった、これはこういうものになるとい うような、ああいう具体の提案をして、広報、広聴しているのかどうか、その辺をちょっと知りたい。 何かただ単に回収しているだけでのような気がしてならない。例えばペットボトルはこうなるという のは聞いたことがあるけれども、じゃあ雑紙をこうすれば――鎌倉市の場合はレシートがトイレット ペーパーになるとか書いていた。だから、ああいう広報、広聴。子供でもわかるような、そういう広 報、広聴をしているのかどうか。その辺をちょっと調べてもらえるか。

委員長(池亀 睦子)

・ 一応、リサイクルしたものは、資源化はこのようにというのをホームページ等にも出されている。

能登谷 公委員

・ だけれども、俺の見ている限りでは具体のことを書いていない。こうなる、ああなるというような。

委員長(池亀 睦子)

・ 能登谷委員、よろしいか。ホームページでも調べられるけれども、あえて委員会として資料請求す るという……。

能登谷 公委員

・ みんなが共通するようにわかれば一番いいんじゃないか。

委員長(池亀 睦子)

・ 皆さん、いかがか。

福島 恭二委員

・ だからさっきいろんな意見があったけれども、もっともっと深く調査をしなければならない課題も あるはずだし、だからとりあえず意見の一致を見るような雑紙の取り扱いについては、ほぼ皆さんが 共通して、一致して、とりあえずここから、やりやすいところからやろうということは確認できると 思う。そういうことはそういうことで整理しながらも、共通認識がもっと必要だという部分について は、例えば今、資料要求するのもいいけれども、当局を呼んで聞いてここで確認するということもあ ってもいいと思う。だからそういう整理をして、やりやすいほうからやるということで確認しながら、 進めていったほうがいいのではないかと思う。例えばここで今、事業系の廃棄物の減量化対策という ことで混入検査の効果的な実施ということも書いているけれども、この混入検査というのはじゃあど こでやるんだと。例えば、これだけ見れば環境部の職員がやるのかと思うけれども、じゃあ今の人員 で間に合うのかどうか。それなりの効果があるとすれば人員をふやすとか、あるいは効果的な混入検 査の仕方をこうすればもっとできるということがあるのかないのかも含めてやっぱり調査する必要が あると思う。だから、そういう点もあわせながら進めていかなければならない問題もあると思うので、 そういうことはそういうことで区切って聞きながら、確認しながら進めたほうがいい。

委員長(池亀 睦子)

・ 提言するに当たっての現実的なことをもう少し踏まえなくてはいけない、調査をして。ということ でよろしいか。

(10)

福島 恭二委員

・ はい。

委員長(池亀 睦子)

・ じゃあ、皆さんから今、いろいろ御意見をいただいた。じゃあ、能登谷委員のその資料を……。

能登谷 公委員

・ いや、だからいいんだ。もしこのままの形であるとわからないから。例えば原部が来て答弁してく れるのであれば一番いいことだろうし。

委員長(池亀 睦子)

・ じゃあ正副で皆さんから出たことを整理して、部局を呼ぶとか呼ばないとか、そういうことに関し ては、もう一度こちらで検討させていただくけれども、よろしいか。(「はい」の声あり)

・ あと、各委員におかれては、例えば北斗市の生ごみのことやなんかも出た御意見なので深めていく けれども、こういう資料が提供できるという場合は積極的にお出しいただいて、こちらも検討してい きたい。

・ 斉藤委員からの共通認識という意味では、次回にまたしっかり今の皆さんの意見を集約させていた だいて、そしてまた御確認をさせていただきたいということでよろしいか。(「はい」の声あり)

・ そのほか、よろしいか。(「はい」の声あり)

・ では、ここに関してはこのように確認させていただいた。

・ 続いて、2ページ目の広域処理についてだが、こちらも負担のあり方や広域の面的範囲などについ て、メリット・デメリットあるいは効果と課題といったくくりの中で整理し直したものになる。7月 30日付け正副調製資料で説明申し上げた一般的なメリット・デメリットの表を、この間の調査で確認 した渡島管内全域で広域処理をした場合のメリット・デメリットに置き換えて記載している。

建設費や余熱利用など集約化によるメリットや、運搬車両の集中によるデメリットのように、渡島 に置きかえても同じくメリット・デメリットになることのほか、一般的な広域処理と比較した場合、 広域対象施設ではないリサイクル施設などについてはメリットが期待できないことや、ダイオキシン 類対策上は現状で問題無いこと、さらには中継施設を設置していることからコスト的なデメリットが あることなど、この間、確認してきたことを記載している。

矢印から右側はそれぞれの項目に対する各委員からの御意見で、とりわけ国の求める災害時の代替 機能や多重性の確保に課題があることや、1つの県より大きな面積であり災害時はもとより運搬など ごみ処理の効率性の観点から地理・地形・面積的に無理があるのではないか、負担割合次第ではコス トメリットが出ないのではないか、などの御意見を書き出している。

これまでの御意見を集約すると、表の上にあるとおり、建設費などのスケールメリットはあるもの のデメリットを見据える必要がある、また広域処理は必要であるが、今以上の広域化にメリットがあ るのかは疑問があるなど、経済的な面から広域処理のメリットを踏まえつつも、経済性だけでは評価 できない渡島全体のごみ処理機能にかかわるデメリットの方が大きいというような、整理すべき課題 が多くあるのではないか、という趣旨の御意見が多かったように思うが、各委員からさらに追加すべ き点などについて御発言いただきたいと思う。いかがか。

(11)

福島 恭二委員

・ おおむねこれでいいのではないか。

委員長(池亀 睦子)

・ それでは委員会としての方向性は、先ほど申し上げた確認をしていくが、きょうの時点では、減量 化、資源化にかかわっては、ごみの現状など十分な情報提供、事業系ごみの混入検査の効果的な実施、 それから事業系雑がみの無償収集促進など。また、各委員からの分別細分化、そして生ごみのあり方、 処分の仕方、さまざまつけ加えさせていただくことを皆様に申し上げる。

そして、広域処理に関しては、ただいま確認した内容でということで確認したいと思うがよろしい か。(「はい」の声あり)

・ それではそのように確認し、次回の委員会ではただいま確認した方向性について正副で取りまとめ た案を確認し、あわせて冒頭触れたとおり内容を掘り下げ、具体的な取り組み案などについて各委員 から御意見をいただいてまいりたいと思うので、よろしくお願いする。

・ 先ほど申し上げたように具体的な意見に入るので、これはぜひ言いたいということは具体的に裏づ け等を御発言いただければ、なおさら皆様に御理解いただけると思うので、よろしくお願いする。

・ その他、本件について各委員から何か御発言あるか。(「なし」の声あり)

・ 議題終結宣告

・ お諮りする。閉会中に委員会が行った調査については次の定例会で報告することとなるが、委員長 の報告文については委員長に一任願いたいと思う。これにご異議ないか。(「なし」の声あり)

・ 異議がないので、そのように決定した。

・ これで、閉会中継続調査事件を終わる。

2 その他

委員長(池亀 睦子)

・ 次に、2だが、そのほか何か御発言あるか。(「なし」の声あり)

・ 散会宣告

午前10時53分散会

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